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2011年11月21日 (月)

病院のことー1 保険と交渉

前の記事で、次男君がお医者さんが行った事を書いたら、

お医者さんについて書きたくなってしまいました。

この前、ずいぶん長い間具合が悪いのにお医者さんに行かない、

って言っているお友達がいてね、

何回も行きなさい、って言ったんですけどね、全然行こうとしません。

私は心配するのが嫌なので、具合が悪かったらすぐ行きます。

風邪くらいならもちろん放っとく時も多いけど、もっと悪い時ね。

うちの場合は、とてもいい保険があるので、お金の心配が要りませんから、

気軽にお医者さんに行ける、ということもあるんですけどね。

恵まれていることです。

さて、そのお友達はただのお医者さん嫌いだと思うんですけど、

健康保険が無いから行かない、という人がアメリカには多くいます。

確かに保険の無い場合はアメリカは治療費が高いですからね、ぎりぎりまで

待つでしょう。

あるテレビ番組で、保険はあるけれども新しく入ったばかりで、

「既往症」だったために保険金が下りなかった話をやっていました。

喘息の発作で救急車を呼んで、一晩入院して25000ドル。

1ドル100円としたら250万円。(本当は1ドル75円くらいですけど、

実際は価値的に100円以上だと私は思っているので100円にしておきます。)

ところが、その家族は、不況のあおりを受けて、破産したばかり。

こういう時、アメリカでは交渉が出来ます。

病院に何度も何度も電話をかけて、値下げを頼むと、あちらは折れてくれることがある。

お母さんが何度か電話し、最後にお父さんも電話し、結局半額くらいになりました。

こういう話はよく聞きます。

私の知っている人は、奥さんが脳腫瘍にかかり、奥さんが亡くなった後、

入院費がいくらだか忘れたけど、家を売って全財産払った後に、更に3000万円位

残っていたのに、ある日病院から電話がかかってきて、

「もういいですよ。」と言われたとか。

彼は奥さんと全財産を失ったのですからね、病院側も考えてくれたのでしょう。

本当によかった。

他にも色々聞きますけれども、病院の請求書を見ていると、

驚くくらい何でも多額の請求をしているので、削ろうと思えば削れることは

たくさんありそうです。

無駄に高めに請求しているような料金明細なんですよね。

お友達が言っていました。

入院中に、「痛かったら薬を上げるから呼んでね。」と言われていたので、

ナースコールをしたら、その度に一回いくらで料金が加算されていたそうです

アスピリンをちょっと持ってくるだけでお金を取るなんてね~。

備品もお店で売っている何倍もの値段を取られるので、

出産時にティッシュの箱持参で入院した、という人の話も聞きました。

まるでホテルのミニバーのようですね。

ぼったくり?

この方は、ティッシュまで持っていった、というので、保険が無かったのかしら、

と思うのですが、保険が無い人が安く出産できる病院もあるそうです。

そういう病院のほうが施設が良くないでしょうけれど、建物だけ見ていると、

日本と比べたらそう悪くないように見えます。

(日本は質素な建物の病院が多いですから。)

アメリカという所は、本当に保険の無い人達には大変なところです。

医療費のために破産する人が後を絶たないと聞きます。

でも、払えない経済状態の場合、ここに書いたように交渉が出来るという

ことだけ知っておくと、いつか役に立つかもしれません。

病院に寄付金などの枠がある時もあるし、毎年数人はPRO BONOという

無料で治療してくれる枠がある時もあると伝え聞きます。

言ったもの勝ちのアメリカですからね。

アメリカで賢く生きているための基礎知識かな、と思います。

(注)低所得者のための制度もあるはずなのですが、私はよく知らないので、

ここには何も書きませんでした。

病院ネタはたくさんあるので、また書きましょう。

では、つづく~。

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アメリカ」カテゴリの記事

コメント


いろいろと勉強になります

ありがとうございます


マイケルが まだ 生後6ヶ月の時

家の中で転んで 脳出血を起こしてね

もちろん 緊急開頭手術 

そのあとの数回の手術

で 数千万円の請求が来たそうで

その後 どうしたのかは よく聞いてないけど

どうしたら良いか 途方にくれる額です


奥さんを亡くして 財産まで処分して

さらに そんな額が残ってたなんて・・・


カバーが多い保険に入っているのは

とても 心強いですね


なかなか そんな環境は 無いと思いますよ

もちろん 毎月の保険額も 高いのでしょうけど


うちの保険も かなりの額 毎月払っていますけど

風邪で受診しただけで 

軽く 10万くらいは 請求が来ますから・・・

簡単には 受診できないですよ


いつも アメリカの保険制度は

どうにか ならないのかなぁ~と思いますね

cindyさんへお返事
コメントありがとうございます。
うちは、アメリカに来てからずっと福利厚生のいい生活を
出来ていまして、本当に恵まれています。
最初主人のお給料が本当に安くて、やっと暮らしていたんですけど、
お医者さんの心配をしなくていいというのは、
本当に気持ちが楽でしたね。
主人の勤め先へのありがたさがすごくまた強くなりました。

本当に 日本にいた頃は 
医者へ行くような病気にかかるのは 1年に1度あるかないか という健康だった私にとって 
国民健康保険という制度は お金をとられるばかり というイメージだったのですが
アメリカへきて 自営業、保険なし、という状況になってみて 初めて 日本の保険制度をありがたいと思うようになりました。
妊娠したときに 保険に加入していなくて

Keystoneとか とにかく小売業の人がよく利用する保険に加入できるよう 急いで手配して

結局、妊娠してから5ヶ月くらいで 初診でした。
日本にいたらあり得ない、のかもしれません。

保険に入っても やはり色々と請求されるので とにかく 何か悪い兆候でもない限り 受診することもなく
出産後も2日目で退院、という具合で
日本は 至れり尽くせりだな~と しみじみ感じ入りました。

うちのヒロも これからどんな病にかかるかもわからないし
怪我もするだろうし
何とかしなければ と不安になりますね。

こういう保険制度の制定が 遅々として進まないのは やはり移民で成り立っている国だからでしょうか?
(´・ω・`)
自分で選んで住んでいるのだから 
文句も言えませんけれどね(笑)


それはさておき
どうぞ 素敵なThanksgiving をお過ごしください♪


けろさんへお返事

出産のときにそういう不安があるのは、
大変でしたね。
私のお友達も自営業で、毎月1000ドル以上
健康保険に払っている、って言っていましたけど、
そんな額、普通は払えませんよね。

本当にね、こんなに立派な法治国家なのに、
国民が安心して暮らせるように制度が整っていないんですよね。
やっぱり政治家はお金持ちの言うことは聞くけど、
力の無い人は無視されますからね。
私は、恵まれていることに、今は健康保険の心配はいらないです
けど、年金のことが心配だし、子供たちの大学の学費のことも
心配です。
年金、学費、健康保険は、日本のほうが安心ですよね。
アメリカンドリームは崩れてきた、って聞く今日この頃ですが、
これでは自分の国を捨ててまでやってくる価値があるのか
どうか、とっても疑問です。

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