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2010年6月19日 (土)

目からうろこのシカゴ美術館ツアー6(モダンアート)

父の日ですね。みなさん、いい父の日をお迎えでしょうか

さて、「目からうろこのシカゴ美術館ツアー」第6回目、最終回です。

これまでのお話はこちら。→「目からうろこのシカゴ美術館ツアー」    

画家の先生に個人的に案内して頂いてシカゴ美術館を見てきたのですが、

ここに書いてあることは彼の受け売りでございます。

さあ、とうとう最後です。最後はモダンアートを少しご紹介。

これも本当に面白いのです!一緒にお楽しみください~!

モダンアートと言えば、皆知っているピカソですが、

たーくさんありましたが、敢えて無視します。有名過ぎるので。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

寒いシカゴですっかり暖かくなったこの日、町が人であふれる日曜日でも、

美術館のなかはせいぜいこんな込み具合です。

モネやピカソの前にも人ごみはありませんよ!

ベビーカーを押してもゆっくり見に行けます。

本当に日本みたいに混んでいない所がいいですね。

P1000873

さてさて、「これこそモダンアート!」というのは、こんなのを言うのでは?

P1000875

フランス生まれのアメリカ人、Marcel Duchamp(1887-1968)の1967年の

作品、”Hat Rack”(帽子掛け)です。

モダンアートっていうけど、私と同じアラフォーですな。

これは、市販の帽子掛けに自分のサインをして、

それを天井からぶら下げただけで、「アート」にしてしまいました。

P1000877

このサインが大切なのです。

これがなかったら、彼のアートではなくて、どこにでも売っている

ただの帽子掛けなのですから。

既存のアートを破壊する作品。

Kluiuuyfiyttd

 これは、Duchampの”Fountain”という作品ですが、

これも小便器にマジックで書き込み(小さくて見難いのですが、左下の黒い字)

をしただけ。(笑)

これは、オリジナルはもう無く、レプリカがいくつかの美術館にありますが、

シカゴにはありません。

このような彼の作品は、既に作られている物を使っていることから、

”Readymades”とか、”Found art”とよばれます。

この小便器の作品を、「20世紀芸術のランドマーク」だと言う人々もいます。

べ、ベンキナノニ???  げ、げいじゅつなのね~!

P1000878

ロシア生まれのフランス人Vasily Kandiskyの1913年の作品、

”Inprovisation No 30”です。

抽象絵画の先駆者の一人。

壺齋散人さんは、「カンディンスキーの抽象画の源泉として音楽があげられます。

彼の抽象画の作品群、インプロヴィゼーションとコンポジションはいずれも音楽的です。

カンディンスキーは、音楽の本質を時間の芸術という面に見ました。

音楽とは、音によって満たされた時間の流れであって、想像力を開放し、

強い情動を起こさせます。

こうすることによって、人間の生を豊かなものにする作用を持つというのが、

彼の信念でした。

これに対し、平面の芸術である絵画は、形あるものを指示し、

あるいは説明するという作用にとどまり、

人の想像力を解放する力には劣っているのではないか、

カンディンスキーはこう考え、絵画にも人の想像力に訴える要素を求めました。」

と仰っています。

カンディンスキーという人は、大変な知識人で、ミュージカルでもあり、

非常に面白い人なんですね。時間があったら勉強してみたい重要人物です。

P1000887

この作品。

天井から下がっている沢山の何の飾り気も無いシンプルな電気。

急いで多くの作品を見ようとしている中で、

案内をして下さった芸術家の先生が何もおっしゃらなかったら、

「モダンアートね。」と思って、立ち止まりもしなかったでしょうね。

これは、キューバ生まれのアメリカ人、Felix Gonzalez-Torresの1993年の作品です。

彼はエイズに罹っていましたが、

この電球がきれて電気が一つずつ灯らなくなっていってもそのまま放っといてほしい、

と言ったそうです。

一つ一つ電気が消えていって、少しずつ暗くなっていく。。。

命が尽きていく様子のようではないですか。

彼は1996年に既に亡くなっています。

P10008901_2

こ、これは、、、、何?

日系アメリカ人、On Kawara(河原温)の作品。「コンセプトアート」というらしい。

彼は、この日付の絵をシリーズ化して沢山描いているようなのですが、

この日がどういう日だったのか不明。

意味を教えて~!!sweat02sweat02sweat02

P1000891

さて、これは、誰の作品だか分からなくなってしまったのですが、大きいのです。

このハーモニーの無い色の合わせ方がいいのだそうですよ。

「イライラするところがいい。」と芸術家はおっしゃっていました。

そうなんですね~!

この絵とか、他にも見せてくださった近代アートの絵は大きいからいいそうなのですが、

とっても広いニューヨークシティの高級アパートメントに飾ってあったら格好いいでしょう。

でも、もし我が家のようなこじんまりした郊外の家にあったら、絵が死んでしまう。

絵には建築も関係あるということですが、やはり建築がモダンになってきたので、

絵もモダンになるわけですね。

P1000892

こ、これは?

これだったら、私にもどうにかしてコピーできるだろう~!

でも、このアートに似合う家には、住みそうもないなあ。

その家に住んでいる人がどういう人かによっても、

アートの見え方は変わってきますよね。

住んでいる人がおしゃれだと、家にあるアートもおしゃれに見えるはず。

例えば凡人しか住んでいない我が家にこれがあっても、

きっと皆「子どもの工作ね。」と思うでしょう。

「普通のおばさん」の私の家に来ると、家中印象派の絵のコピーがかかっています。

保守的な性格が大バレですね。coldsweats01

今度お友達の家に行ったら、建築と飾られているアートを見てみてください。

今までとは違う目でお友達のことを見るようになるかもですよ。

さて、これで一生に一度あるか無いかの芸術家の先生の解説付きの美術館ツアーは

終わりです。

芸術家のFさん、本当にありがとうございました。

明日からまた「普通のおばさんブログ」に戻ります。

半日だけのツアーでしたが、心の眠っていた部分がむくっと起き上がった感じ!

心の中に1000色あったのが2000色に増える感じ!

やはり、芸術は心を豊かにしてくれます。

人生を豊かにするために、皆さんもどんどんアートを楽しんでくださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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